ボイラーの熱損失に関するAからDまでの記述で、正しいもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。
A ボイラーの熱損失には、不完全燃焼ガスによるものがある。
B ボイラーの熱損失には、ドレンや吹出しによるものは含まれない。
C ボイラーの熱損失のうち最大のものは、一般に排ガス熱によるものである。
D 空気比を小さくすると、排ガス熱による熱損失は大きくなる。
正答2
解説
正解は2です。
ボイラーの熱損失の種類と大きさを問う問題です。
熱損失には、排ガス熱、不完全燃焼ガス、燃えがらの未燃分、放熱、ドレンや吹出しによるものなどがあります。
【記述別解説】
A:○ 一酸化炭素などの不完全燃焼ガスは、燃え切らずに持ち出された熱を含むため、熱損失になります。
B:× ドレンや吹出しによって排出される水も熱を持ち出すため、熱損失に含まれます。
正しくは「ドレンや吹出しによるものも含まれる」です。
C:○ ボイラーの熱損失のうち最大のものは、一般に煙突から出ていく排ガスが持ち去る熱です。
D:× 空気比を小さくすると排ガス量が減るため、排ガス熱による損失は小さくなります。
正しくは「空気比を小さくすると、排ガス熱による熱損失は小さくなる」です。
正しい記述はAとCなので、正解は2です。
【選択肢別解説】
1:× 誤った記述Bを含むため誤りです。
2:○ 正しい記述AとCだけを挙げているので正解です。
3:× 誤った記述Dを含むため誤りです。
4:× BとDはいずれも誤った記述です。
5:× 正しいAが欠けており、誤ったDを含むため誤りです。
【ポイント】
空気比は小さいほど排ガス熱損失が減りますが、小さすぎると不完全燃焼による損失が増えます。
そのため、完全燃焼できる範囲でできるだけ小さい空気比で運転します。