法令上、起動時にボイラー水が不足している場合及び運転時にボイラー水が不足した場合に、自動的に燃料の供給を遮断する装置又はこれに代わる安全装置を設けなければならないボイラー(小型ボイラーを除く。)は、次のうちどれか。
正答4
解説
正解は4です。
ボイラー水が不足したときに自動的に燃料を遮断する装置の設置義務が、どの種類のボイラーに課されているかを問う問題です。
問題文の表現は、ボイラー構造規格第84条第3項の貫流ボイラーに関する規定そのものです。
【選択肢別解説】
1:× 煙管ボイラーは貫流ボイラー以外の蒸気ボイラーです。
自動給水調整装置を有する場合は、第84条第2項により、水位が安全低水面以下になったときに燃料を遮断する低水位燃料遮断装置を設けます。
2:× 炉筒煙管ボイラーも、自動給水調整装置を有する場合は、第84条第2項の低水位燃料遮断装置の対象です。
問題文の「ボイラー水が不足」という規定の対象ではありません。
3:× 自然循環式水管ボイラーも、自動給水調整装置を有する場合は、第84条第2項の低水位燃料遮断装置の対象です。
4:○ 貫流ボイラーには、第84条第3項により、起動時と運転時にボイラー水が不足した場合に自動的に燃料の供給を遮断する装置又はこれに代わる安全装置を設けなければなりません。
貫流ボイラーは保有水量がきわめて少なく、水が不足するとすぐに過熱するためです。
5:× 立てボイラーも、自動給水調整装置を有する場合は、第84条第2項の低水位燃料遮断装置の対象です。
【ポイント】
貫流ボイラー以外は「水位が安全低水面以下」で遮断し、貫流ボイラーは「ボイラー水が不足」で遮断すると表現が分かれています。
貫流ボイラーにはドラムがなく水位という考え方が当てはまりにくいため、このような規定になっています。