正答3
解説
正解は3です。
鋼製ボイラーの安全弁と逃がし弁を定めたボイラー構造規格第62条から第65条の内容を問う問題です。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 法令に合っています。
ボイラー構造規格第62条第2項により、安全弁はボイラー本体の容易に検査できる位置に直接取り付け、弁軸を鉛直にしなければなりません。
貫流ボイラーには第63条第2項の特例があります。
2:× 法令に合っています。
ボイラー構造規格第63条第2項により、貫流ボイラーは、最大蒸発量以上の吹出し量の安全弁を過熱器の出口付近に取り付けることができます。
3:○ 法令に合っていません。
ボイラー構造規格第65条第2項は、水の温度が120℃を超える温水ボイラーには安全弁を備えなければならないと定め、逃がし管による例外を設けていません。
逃がし管で代えられるのは、第65条第1項ただし書により、水の温度が120℃以下の温水ボイラーで逃がし弁の代わりとする場合です。
4:× 法令に合っています。
ボイラー構造規格第62条第1項ただし書により、伝熱面積50m²以下の蒸気ボイラーは安全弁を1個とすることができます。
5:× 法令に合っています。
ボイラー構造規格第62条第3項により、引火性蒸気を発生する蒸気ボイラーは、安全弁を密閉式とするか、排気をボイラー室外の安全な場所へ導かなければなりません。
【ポイント】
温水ボイラーは、120℃以下なら逃がし弁(又は逃がし管)、120℃を超えるなら安全弁と覚えます。
蒸気ボイラーの安全弁は原則2個以上で、伝熱面積50m²以下なら1個でよいとされています。