ボイラーの燃料の燃焼により発生する大気汚染物質に関するAからDまでの記述で、適切なもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。
A 排ガス中のSOxは、大部分がSO₂である。
B 排ガス中のNOxは、大部分がNO₂である。
C ダストは、燃料の燃焼により分解した炭素が、遊離炭素として残存したものである。
D ばいじんは、慢性気管支炎の発症に影響を与える。
正答3
解説
正解は3です。
燃料の燃焼で発生する大気汚染物質について、A〜Dのうち適切な記述だけをすべて選ぶ問題です。
【記述別解説】
A:○ 適切な記述です。
燃料中の硫黄は、燃焼によって大部分が二酸化硫黄(SO₂)になります。
三酸化硫黄(SO₃)になるのは、そのうちのごく一部です。
B:× 誤った記述です。
排ガス中の窒素酸化物(NOx)は、大部分が二酸化窒素(NO₂)ではなく一酸化窒素(NO)です。
NO₂は少量にとどまります。
C:× 誤った記述です。
燃焼で分解した炭素が遊離炭素として残ったものは、ダストではなく「すす」です。
ダストは、燃料中の灰分が主体で、これに若干の未燃分が含まれたものです。
D:○ 適切な記述です。
ばいじん(すすやダスト)は呼吸によって体内に入り、慢性気管支炎などの発症に影響を与えます。
適切なのはAとDです。
【選択肢別解説】
1:× 誤ったBを含み、適切なDが抜けています。
2:× 誤ったBとCを含み、適切なDが抜けています。
3:○ AとDの組合せで、適切な記述だけをすべて挙げています。
4:× 誤ったBとCを含み、適切なAが抜けています。
5:× 誤ったCを含み、適切なAが抜けています。
【ポイント】
SOxは大部分がSO₂、NOxは大部分がNOです。
ばいじんは「すす(遊離炭素)」と「ダスト(灰分が主体)」に分けて覚えましょう。