ボイラー室の管理等に関するAからDまでの記述で、その内容が法令に定められているもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。
ただし、設置されているボイラーは、移動式ボイラー又は小型ボイラーではないものとする。
A ボイラー室その他のボイラー設置場所には、ボイラー技士以外の者がみだりに立ち入ることを禁止し、かつ、その旨を見やすい箇所に掲示しなければならない。
B ボイラー検査証並びにボイラー室管理責任者の職名及び氏名をボイラー室その他のボイラー設置場所の見やすい箇所に掲示しなければならない。
C 燃焼室、煙道等のれんがに割れが生じ、又はボイラーとれんが積みとの間にすき間が生じたときは、すみやかに補修しなければならない。
D ボイラー室には、必要がある場合のほか、引火しやすいものを持ち込ませてはならない。
正答5
解説
正解は5です。
この問題は法令に定められているものの組合せを選びます。
【記述別解説】の○は「法令に定められている記述」を表します。
ボイラー室の管理等は、ボイラー及び圧力容器安全規則(以下「ボイラー則」)第29条に定められています。
【記述別解説】
A:× 法令が立入りを禁止しているのは「関係者以外の者」で、「ボイラー技士以外の者」ではありません(第29条第1号)。
B:× 法令が掲示を求めているのは、ボイラー検査証と「ボイラー取扱作業主任者の資格及び氏名」です(第29条第4号)。
「ボイラー室管理責任者の職名及び氏名」を掲示するという定めはありません。
C:○ 第29条第6号は、燃焼室、煙道等のれんがに割れが生じたときや、ボイラーとれんが積みとの間にすき間が生じたときに、速やかに補修するよう定めています。
D:○ 第29条第2号は、ボイラー室に、必要がある場合のほか、引火しやすい物を持ち込ませないよう定めています。
【選択肢別解説】
1:× AとBは、どちらも法令に定められていません。
2:× 定められていないAを含むため、不適切です。
3:× 定められていないBを含み、定められているDが欠けています。
4:× 定められていないBを含むため、不適切です。
5:○ 法令に定められているCとDだけを挙げた組合せです。
【ポイント】
第29条は「関係者以外の立入禁止」「引火物の持込禁止」「予備品・修繕用工具の備付け」「検査証と作業主任者の資格・氏名の掲示」「れんがの補修」をまとめて覚えます。
なお、現行の第1号は、表示以外の方法で立入りを禁止することも認める文言に改められています。