ボイラーの水面計及び圧力計の取扱いに関するAからDまでの記述で、適切なもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。
A 水面計を取り付ける水柱管の蒸気側連絡管は、ボイラー本体から水柱管に向かって上がり勾配となるように配管する。
B 水面計のドレンコックを開くときは、ハンドルが管軸と同じ方向になるようにする。
C 圧力計のサイホン管には、水を満たし、内部の温度が80℃以上にならないようにする。
D 圧力計は、原則として、毎年1回、圧力計試験機による試験を行うか、又は試験専用の圧力計を用いて比較試験を行う。
正答5
解説
正解は5です。
水面計と圧力計を正しく機能させるための配管と取扱いが問われています。
【記述別解説】
A:× 蒸気側連絡管は、ボイラー本体から水柱管に向かって下がり勾配となるように配管します。
「上がり勾配」は誤りです。
管の途中にドレンがたまると、水位が正しく表示されなくなるためです。
B:× 水面計のドレンコックは、ハンドルが管軸と直角方向になったときに開きます。
ハンドルを管軸と同じ方向にすると閉じた状態になるので、記述は誤りです。
C:○ 圧力計のサイホン管には水を満たし、蒸気が直接圧力計に入らないようにします。
内部が80℃以上にならないようにすることは、ボイラー及び圧力容器安全規則第28条第1項第4号にも定められています。
D:○ 圧力計は、原則として毎年1回、圧力計試験機による試験か、試験専用の圧力計との比較試験を行います。
長く使ううちに、ブルドン管の変形などで指示が狂うことがあるためです。
【選択肢別解説】
1:× AとBはどちらも誤りです。
2:× 誤っているAを含むため、不適切です。
3:× 誤っているAを含み、適切なCが欠けています。
4:× 誤っているBを含むため、不適切です。
5:○ 適切なCとDだけを挙げた組合せです。
【ポイント】
連絡管の勾配は「水側連絡管は水柱管に向かって上がり勾配」「蒸気側連絡管は水柱管に向かって下がり勾配」と対で覚えます。
圧力計の「80℃以上にしない」は、法令の数値としても問われます。