鋳鉄製ボイラー(小型ボイラーを除く。)に関するAからDまでの記述で、法令に定められているもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。
A ガラス水面計でない他の水面測定装置として験水コックを設ける場合には、ガラス水面計のガラス管取付位置と同等の高さの範囲において2個以上取り付けなければならない。
B 温水ボイラーで圧力が0.1MPaを超えるものには、温水温度が120℃を超えないように温水温度自動制御装置を設けなければならない。
C 給水が水道その他圧力を有する水源から供給される場合には、水源に係る管を逃がし管に取り付けなければならない。
D 暖房用温水ボイラーには、逃がし弁を備えなければならないが、内部の圧力を最高使用圧力以下に保持することができる密閉型膨張タンクに通ずる逃がし管を備えたものについては、この限りでない。
正答1
解説
正解は1です。
ボイラー構造規格第2編(鋳鉄製ボイラー)の規定を問う問題です。
記述Aだけが法令に定められており、答えは「A」です。
【記述別解説】
A:○ 法令に定められています。
験水コックを設ける場合は、ガラス水面計のガラス管取付位置と同等の高さの範囲に2個以上取り付けます(第97条第3項)。
B:× 圧力の値が誤りで、0.1MPaではなく0.3MPaを超えるものです。
温水温度が120℃を超えないよう温水温度自動制御装置を設けるのは、圧力が0.3MPaを超える温水ボイラーです(第98条)。
C:× 逃がし管ではなく、返り管に取り付けます。
給水が水道など圧力を有する水源から供給される場合は、その管を返り管に取り付けます(第100条)。
D:× 密閉型ではなく、開放型膨張タンクです。
暖房用温水ボイラーは、開放型膨張タンクに通じる所定の逃がし管を備えれば、逃がし弁は不要です(第95条第1項)。
【選択肢別解説】
1:○ 法令に定められているAだけを挙げたものです。
2:× BとDは法令と異なります。
3:× CとDは法令と異なります。
4:× BもCも法令と異なり、Aが抜けています。
5:× BもDも法令と異なり、Aが抜けています。
【ポイント】
鋳鉄製ボイラーの温水温度自動制御装置は「0.3MPaを超えるもの」が対象です。
圧力を有する水源からの管は「返り管」、逃がし管が通じるのは「開放型膨張タンク」と覚えます。