ボイラー用気体燃料に関し、次のうち誤っているものはどれか。
ただし、文中のガスの発熱量は、標準状態(0℃、101.325kPa)における単位体積当たりの発熱量とする。
正答1
解説
正解は1です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
ボイラー用の気体燃料(天然ガス、LNG、LPG)の特徴を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:○ 二酸化炭素の発生量の比率が誤りです。
気体燃料は、同じ熱量を得るときの炭酸ガス(二酸化炭素)の発生量が少ない燃料です。
ただし、天然ガスの発生量は石炭の約60%で、1/3以下ではありません。
2:× 記述は正しいです。
ガス火炎は油火炎より輝度が低く、燃焼室での輝炎による放射伝熱量は少なくなります。
一方、燃焼ガス中の水蒸気が多いので、管群部での対流伝熱量は多くなります。
3:× 記述は正しいです。
湿性ガスは、メタンやエタンのほか、プロパン以上の高級炭化水素を含みます。
これらは発熱量が大きいので、湿性ガスの発熱量は乾性ガスより大きくなります。
4:× 記述は正しいです。
LNG(液化天然ガス)は、天然ガスを脱硫・脱炭酸して精製した後、-162℃に冷却して液化したものです。
5:× 記述は正しいです。
LPG(液化石油ガス)は硫黄分がほとんどなく、空気より重いガスです。
主成分のプロパンやブタンの発熱量は大きく、天然ガスより大きくなります。
【ポイント】
天然ガスの二酸化炭素発生量は石炭の約6割と覚えます。
LPGは空気より重く低い所にたまりやすいので、漏えいに注意が必要です。