正答5
解説
正解は5です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
清缶剤(軟化剤、脱酸素剤、酸消費量調整剤)の働きと種類を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 記述は正しい内容です。
軟化剤は、ボイラー水中のカルシウムやマグネシウムなどの硬度成分を不溶性の化合物(スラッジ)に変えます。
スケールとして伝熱面に固着するのを防ぐための薬剤です。
2:× 記述は正しい内容です。
軟化剤には、炭酸ナトリウムやりん酸ナトリウムなどが用いられます。
3:× 記述は正しい内容です。
脱酸素剤は、給水中の溶存酸素を取り除き、腐食を防ぐための薬剤です。
タンニン、亜硫酸ナトリウム、ヒドラジンなどがあります。
4:× 記述は正しい内容です。
亜硫酸ナトリウムは酸素と反応して硫酸ナトリウムになり、反応式は2Na2SO3+O2=2Na2SO4です。
酸素1分子に対して、亜硫酸ナトリウム2分子が反応します。
亜硫酸ナトリウムの分子量は約126、酸素の分子量は32なので、2×126÷32≒7.88となります。
実際には反応を確実にするため、計算値より多く用います。
5:○ この記述が誤りです。
水酸化ナトリウムやアンモニアは、ボイラー水の酸消費量(アルカリ度)を高めるための酸消費量付与剤です。
酸消費量を抑える抑制剤ではありません。
低圧のボイラーの酸消費量付与剤としては、水酸化ナトリウムや炭酸ナトリウムが用いられます。
アンモニアは、水酸化ナトリウムやりん酸ナトリウムとともに、高圧のボイラーの酸消費量付与剤として用いられます。
【ポイント】
清缶剤は、軟化剤・脱酸素剤・酸消費量調整剤など、役割ごとに整理しましょう。
亜硫酸ナトリウム7.88mg/Lは、反応式と分子量から導ける値です。