正答4
解説
正解は4です。
燃焼方法の工夫で排ガス中のNOx(窒素酸化物)を減らす方法を問う問題です。
NOxは、燃焼温度が高く、酸素が多いほど多く発生します。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 記述は正しいです。
燃焼で生じるNOxは、燃焼性が適切な空気比の付近で最も多くなります。
空気比がそれより小さくても大きくても、燃焼温度や酸素濃度の関係で発生量は減ります。
2:× 記述は正しいです。
二段燃焼法は、燃焼用空気を一次と二次に分けて供給する方法です。
一段目を空気不足の状態で燃やすことで、NOxの発生を抑えます。
3:× 記述は正しいです。
空気予熱器を設けないと燃焼用空気の温度が下がり、火炎温度が下がってNOxが減ります。
その代わりに、排ガスの熱はエコノマイザで回収します。
4:○ 誤りです。
理論空気量に近い空気比で燃焼させる低空気比燃焼では、ボイラー効率は低下するのではなく向上します。
余分な空気が減って排ガス量が少なくなり、排ガスによる熱損失が減るためです。
5:× 記述は正しいです。
排ガス再循環法は、燃焼用空気に排ガスの一部を混ぜる方法です。
酸素分圧が下がり燃焼温度も下がるので、NOxが減ります。
【ポイント】
NOx低減の基本は「燃焼温度を下げる」「酸素濃度を下げる」「高温域の滞留時間を短くする」です。
低空気比燃焼はNOxを減らし、ボイラー効率も上げられる方法です。