正答4
解説
正解は4です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
給水中の溶存酸素や二酸化炭素は腐食の原因となるため、さまざまな方法で除去します。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
膜脱気法は、高分子の気体透過膜の片側に水を流し、反対側を真空にします。
水中の溶存気体だけが膜を通り抜けて除去されます。
2:× 正しい記述です。
真空脱気法は、水を真空の雰囲気にさらして気体の分圧を下げ、溶存気体を放出させる方法です。
3:× 正しい記述です。
加熱脱気法は、水を加熱して気体の溶解度を下げ、溶存気体を追い出す方法です。
4:○ 誤った記述です。
窒素置換脱気法は、水中に窒素を吹き込んで気相中の酸素を窒素に置き換え、酸素の分圧を下げて溶存酸素を除去します。
「酸素の分圧を上げて」とする点が誤りです。
ヘンリーの法則により、溶ける酸素の量は接する気体中の酸素分圧に比例するので、分圧を下げると溶存酸素が減ります。
5:× 正しい記述です。
化学的脱気法は、脱酸素剤を加えて溶存酸素と化学反応させ、除去する方法です。
脱酸素剤には、タンニンや亜硫酸ナトリウム、ヒドラジンなどが使われます。
【ポイント】
溶存気体の除去は「分圧を下げる(真空・窒素置換・膜)」「溶解度を下げる(加熱)」「化学反応で消費する(脱酸素剤)」の3つに整理できます。