正答5
解説
正解は5です。
燃料の分析方法と、引火点・発熱量などの性質を問う問題です。
高発熱量と低発熱量の違いは何によって生じるかが論点です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 記述は正しいです。
液体燃料を加熱して小火炎を近づけたとき、瞬間的に光を放って燃え始める最低の温度を引火点といいます。
2:× 記述は正しいです。
液体燃料と固体燃料の組成は、炭素や水素などの割合を示す元素分析で表します。
気体燃料の組成は、メタンや一酸化炭素などの割合を示す成分分析で表します。
3:× 記述は正しいです。
高発熱量は、燃焼で生じた水蒸気の蒸発潜熱を含めた発熱量です。
熱量計では生じた水分が凝縮するため、測定値は高発熱量になります。
4:× 記述は正しいです。
断熱熱量計では、水槽に沈めた耐圧容器内で燃料を完全燃焼させます。
発生した熱量を、水槽の水の温度上昇から求めます。
5:○ 誤りです。
高発熱量と低発熱量の差は、燃焼で生じる水蒸気の蒸発潜熱です。
そのため、差の大きさは炭素と酸素ではなく、燃料中の水素と水分の割合で決まります。
【ポイント】
低発熱量は、高発熱量から水蒸気の蒸発潜熱を差し引いたものです。
水素分の多い燃料ほど、高発熱量と低発熱量の差が大きくなります。