正答3
解説
正解は3です。
ボイラーに生じる腐食・劣化・損傷の種類を問う問題です。
苛性ぜい化、圧壊、グルービング、膨出、鋳鉄セクションの割れの区別が論点です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 記述は正しいです。
苛性ぜい化は、管と管穴のすき間などでボイラー水が濃縮し、アルカリ濃度が高くなったときに起こります。
金属の結晶粒界に沿って割れが生じます。
2:× 記述は正しいです。
圧壊は、炉筒など外側から圧力を受ける部分が、過熱で強度を失って押しつぶされる現象です。
過熱された炉筒の上面などに生じます。
3:○ 誤りです。
グルービングは、不連続ではなく細長く連続した溝状の腐食です。
主な原因は二酸化炭素ではなく、繰返し応力による材料の疲労と腐食が重なることです。
4:× 記述は正しいです。
膨出は、火炎に触れる水管や胴が過熱されて強度が下がり、内部の圧力で外側へ膨れ出る現象です。
5:× 記述は正しいです。
鋳鉄製セクションの割れは、無理な締付けや不均一な加熱、急熱急冷による不同膨張などで生じます。
【ポイント】
グルービングは、炉筒と鏡板の接合部など、伸縮による繰返し応力がかかる箇所に生じやすい腐食です。
溶存酸素などによる点状の腐食はピッチング(点食)といい、区別して覚えましょう。