皮膚付属器官に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 脂腺孔は、毛隆起の部位より下方に開いている。
b 毛髄質は、胎生毛や軟毛を含むすべての毛にある。
c 眉毛や鼻毛は、高齢になるとその成長期が長くなる。
d 思春期になり、性ホルモンの影響で変化する毛を性毛という。
正答3
解説
正解は3です。
毛と脂腺(皮膚付属器官)の構造や、毛の生え方の変化を問う問題です。
【記述別解説】
a:× 脂腺は毛包の上部に開口しており、脂腺孔は毛隆起より上方にあります。
毛隆起は立毛筋が付く部分で、脂腺の開口部より深い位置にあります。
b:× 毛髄質は毛の中心部にある構造ですが、すべての毛にあるわけではありません。
胎生毛や軟毛などの細い毛には、ふつう毛髄質がありません。
c:○ 高齢になると、眉毛、鼻毛、耳毛などでは成長期が長くなり、長く伸びるようになります。
頭毛では反対に成長期が短くなり、細く短くなる傾向があります。
d:○ 思春期に性ホルモンの影響を受けて生えたり変化したりする毛を、性毛といいます。
腋毛、陰毛、男性のひげなどが性毛にあたります。
【選択肢別解説】
1:× aとbはどちらも誤りです。
2:× bが誤りです。
3:○ 正しい記述cとdの組合せです。
4:× aが誤りです。
【ポイント】
毛包では、浅いほうから「毛孔、脂腺の開口部、毛隆起(立毛筋の付着部)、毛球」の順に並びます。
毛隆起には毛包の幹細胞があり、毛の再生にかかわっています。