次の記述のうち、細菌とウイルスの両方にあてはまるものの組合せはどれか。
a 変異を起こすことがある。
b 芽胞をつくることがある。
c 2分裂によって増殖する。
d 日和見感染を起こすことがある。
正答4
解説
正解は4です。
細菌とウイルスの性質の違いを問う問題です。
細菌は自分で分裂して増える単細胞の生物で、ウイルスは生きた細胞の中でしか増殖できません。
【記述別解説】
a:○ 細菌もウイルスも遺伝子をもつため、変異を起こすことがあります。
薬剤耐性菌の出現や、インフルエンザウイルスの抗原の変異がその例です。
b:× 芽胞は、一部の細菌(破傷風菌やボツリヌス菌など)が厳しい環境でつくる耐久型の構造です。
ウイルスは芽胞をつくりません。
c:× 2分裂による増殖は、細菌の増え方です。
ウイルスは宿主の細胞に入り込み、細胞のしくみを利用して部品を複製し、組み立てて増えます。
d:○ 日和見感染は、免疫力が低下した人に、健康な人ではふつう病気を起こさない微生物が感染するものです。
緑膿菌などの細菌でも、サイトメガロウイルスなどのウイルスでも起こります。
【選択肢別解説】
1:× bは細菌だけにあてはまります。
2:× bとcはどちらも細菌だけにあてはまります。
3:× cは細菌だけにあてはまります。
4:○ aとdが、細菌とウイルスの両方にあてはまります。
【ポイント】
芽胞と2分裂は細菌の特徴、細胞の中でのみ増殖するのはウイルスの特徴です。
抗菌薬(抗生物質)は細菌には効きますが、ウイルスには効きません。