固形製剤の造粒に用いられる製剤機械ア〜オに関する記述として、正しいのはどれか。
2つ選べ。
(図:アは流動層造粒装置(スプレーノズル・バグフィルター・ファン・排出口を備える)、イは撹拌造粒機(解砕羽根・撹拌羽根・ジャケット・注液ロート・試料排出口を備える)、ウは乾式のローラーコンパクター(原料を圧縮ロールでフレーク状に圧縮し破砕・整粒して取り出す)、エはスプレードライヤー(供給液・スプレーノズル・送風機・排気口を備える噴霧乾燥装置)、オはスクリュー式押出造粒機(原料をスクリューで送り、スクリーンを通して押し出し羽根で押し出す)である。)
正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4。
ウの乾式ローラーコンパクターは水や熱を加えずに原料を圧縮ロールでフレーク状に固めた後に破砕・整粒するため、熱や水に不安定な薬物の造粒に適している。
エのスプレードライヤーは液滴を熱風中で瞬時に乾燥させるため、液滴形状を反映した比較的小さな球形状ないし丸みを帯びた造粒物が得られる。
アの流動層造粒装置は原料の混合・造粒・乾燥を一つの装置内で連続的に行えるが粉砕操作は行えないため肢1は誤り。
イの撹拌造粒機(高速撹拌造粒機)は結合液を加えながら羽根で撹拌・練合するため不定形で比較的重質な造粒物が得られるが、円柱状の整った形状にはならないため肢2は誤り。
オのスクリュー式押出造粒機はスクリーンから押し出して成形するため重質で粒度のそろった円柱状の造粒物が得られる装置であり、軽質で圧縮成形に適した不定形状の造粒物が得られるのはアの流動層造粒装置であり、肢5はその特徴と混同したものであるため誤りである。