問204-207 体育の新任教諭が初めてプール水の遊離残留塩素とpHを測定することになった。
学校薬剤師は測定にあたっての留意点について新任教諭から問合せを受けた。
問205(実務)
学校薬剤師の回答として適切なのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3。
遊離残留塩素・pHともにプール内の対角線上でほぼ等間隔の3ヶ所以上から採水して測定することとされている。
遊離残留塩素濃度は塩素剤による消毒効果の指標であり、遊泳者の汗や毛髪などの有機物汚れはむしろ塩素を消費して濃度を低下させるため、汚れによって濃度が高くなるという説明は誤りである。
遊離残留塩素はプール使用前及び使用中1時間ごとに1回以上測定する必要があり、使用後に測定するというものではない。
また塩素剤の消毒効果はpHに依存し、pHが高くなるほど殺菌力の強い次亜塩素酸(HClO)の割合が減って次亜塩素酸イオン(ClO^-)が増えるため消毒効果は低下する。したがって「pHの値によらず消毒効果は変わらない」という説明も適切ではない。