コラーゲンは、下図に示すように、ポリペプチド鎖(コラーゲン単量体)の3本が、らせん状に絡み合って三重らせん構造(コラーゲン三量体)を形成する。
図上段に示すように、単量体ポリペプチド鎖のアミノ酸配列では、3個おきにグリシン残基(Gly)が配置する。
Xはプロリン(Pro)の翻訳後修飾で生じたアミノ酸である。
このコラーゲンに関する記述として、正しいのはどれか。
2つ選べ。
(図:コラーゲン単量体のアミノ酸配列の一部として -Gly-Pro-X-Gly-Glu-X-Gly-Glu-X-Gly- が示され、3本のコラーゲン単量体が寄り集まって三重らせん構造(コラーゲン三量体)を形成する模式図が示されている。)
正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3。
プロリンが翻訳後修飾を受けて生じるXはヒドロキシプロリンであり、3残基ごとに存在するグリシン残基は側鎖が小さいため三重らせんの内側に収まることができ、この構造形成に重要である。
コラーゲンの三重らせんはポリプロリン様のらせんが3本より合わさった構造でありα-ヘリックスではない。
ビタミンCはプロリン・リシン水酸化酵素の補因子として働き、核内で転写を促進するのではない。
また、コラーゲン三量体は細胞外マトリックスを構成する構造タンパク質であり細胞骨格ではない。