問228-229 70歳男性。
自宅にて、39℃の発熱及び全身倦怠感を認め、同日中に呼吸困難となったため、家族が救急搬送を依頼した。
救急病院に到着後、インフルエンザウイルスの迅速抗原検出キットにて検査したところ、B型陽性であり、インフルエンザウイルス感染症と診断された。
なお、インフルエンザワクチンは未接種だった。
また、本人からは高熱による頭痛の訴えがあった。
救命救急センター担当医師と薬剤師は、治療方針について、カンファレンスを実施した。
問229(衛生)
この患者の家族から、今後のインフルエンザワクチン接種について薬剤師に質問があった。
次の記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4。
65歳以上の高齢者へのインフルエンザワクチン接種は予防接種法上のB類疾病定期接種に位置づけられ、市区町村による公的補助の対象となる(A類ではなく補助対象外というのは誤り)。
鶏卵を培養に用いるため卵・鶏肉等のアレルギーには注意が必要であり、定期接種として健康被害が生じた場合は予防接種法に基づく健康被害救済制度の対象となる。
なお本邦の季節性インフルエンザワクチンは不活化ワクチンであり、接種によってインフルエンザを発症することはない。