健常人におけるイヌリンの血漿中濃度と尿中排泄速度との関係を正しく表したグラフはどれか。
1つ選べ。
(縦軸:尿中排泄速度(mg/min)、横軸:血漿中濃度(mg/dL))
正答4
解説
正解は4。
イヌリンは糸球体で自由に濾過される一方、尿細管での再吸収や分泌をほとんど受けないため、尿中排泄速度は糸球体濾過量(GFR)と血漿中濃度の積にほぼ比例する。
したがって原点を通り、傾きがGFRに相当する右上がりの直線関係となり、この性質からイヌリンはGFR測定の指標物質として用いられる。
イヌリンは輸送担体を介した分泌・再吸収を受けないため、血漿中濃度の上昇とともに排泄速度が頭打ちとなる飽和型の曲線(5)や、濃度上昇に伴って排泄速度が低下する関係(1、2)は当てはまらない。