正答1
解説
正解は1。
トラネキサム酸は抗プラスミン薬であり、プラスミノーゲン及びプラスミンのリシン結合部位に結合してフィブリンへの結合を阻害することで、プラスミンによるフィブリン溶解(線溶)を抑制し、止血効果を示す。
アルテプラーゼはプラスミノーゲンをプラスミンに変換して血栓を溶かす血栓溶解薬であり、逆に線溶を促進する点で対照的である。
カルバゾクロムは毛細血管の透過性亢進を抑えて血管抵抗性を高める止血薬、プロタミンはヘパリンと結合してその抗凝固作用を中和する薬、フィトナジオン(ビタミンK1)は肝におけるビタミンK依存性凝固因子(第II・VII・IX・X因子)の生成を助ける薬であり、いずれも止血に働くもののプラスミンによる線溶を直接抑制する機序ではない。