問343 35歳女性。
仕事が忙しく、差し込むような胃痛が時々起こるため、近隣の薬局を訪れ薬剤師にお薬手帳を見せて相談した。
薬剤師が手帳を確認したところ、半年前からフェキソフェナジン塩酸塩・塩酸プソイドエフェドリン配合錠(朝夕空腹時服用)、エソメプラゾールカプセル20 mg(夕食後服用)が処方され、女性はこれらの薬剤を指示どおりに服用していた。
薬剤師は、薬局に常備している一般用医薬品の中からこの女性に提供する医薬品を選択した。
この薬剤師が選択した最も適切な一般用医薬品の成分はどれか。
1つ選べ。
正答4
解説
正解は4。
差し込むような胃痛は消化管の攣縮(痙攣性疼痛)が疑われ、抗コリン薬である鎮痙薬のブチルスコポラミン臭化物が適応となる。
患者は塩酸プソイドエフェドリン配合薬とエソメプラゾール(PPI)を服用中であり、H2遮断薬のファモチジンはPPIと同種の酸分泌抑制薬で重複投与となるため不適切、総合感冒薬類似成分や解熱鎮痛薬(NSAIDsは胃粘膜障害のリスクがあり胃痛には不適)、制酸薬は攣縮性の胃痛には対症的とは言えず、抗コリン薬による鎮痙が最も合理的である。