問331 フルオロウラシル(5-FU)のバイアル製剤(1,000 mg、20 mL)から、5-FUを600 mg採取する際、薬液採取の手技として適切なのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答2・5
解説
正解は2と5。
ハザーダスドラッグをバイアルから採取する際は、急激な陽圧化によるエアロゾルの漏出を防ぐため、あらかじめ必要量に相当する程度の空気をシリンジ内に準備しておき(2)、抜針前には図Bのようにバイアル内の空気をシリンジへ吸引してバイアル内を陰圧にしてから針を抜く(5)。
本剤は1,000 mg/20 mL=50 mg/mLであるから600 mgの採取に要する液量は12 mLで、50 mLシリンジでは目盛りが粗く精度が保てないため、採取量の2倍程度(20 mL程度)のシリンジを用いる(1は誤り)。
準備した空気を一度に注入するとバイアル内が陽圧になり薬液やエアロゾルが噴出するおそれがあるため、空気は薬液を吸引しながら少量ずつ置換する(3は誤り)。
図Aは針側に空気層を残したまま液面(目盛5付近)と押子(目盛15)の間隔を「必要量」として読んでおり、この読み方では液量は10 mLにとどまり必要量の12 mLにならない。
目盛りは空気をバイアルへ戻したうえで押子(ガスケット)の位置で読む必要があるため、4も誤りである。