問310-311 81歳男性。
以前、ダラツムマブ(遺伝子組換え)の治験に参加していた。
この医薬品の製造販売が承認され、薬価収載されるまでの期間に限り、無償提供プログラムがあることを知り、参加することになった。
なお、この医薬品の治験では症例数が限られていたことから、製造販売業者が作成した医薬品リスク管理計画(RMP)には、全例を対象にした特定使用成績調査の実施と安全性検討事項としてInfusion reaction、骨髄抑制、感染症が設定されていた。
問310(実務)
本剤投与によって起こりうる副作用を軽減するための処置として適切なのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答1・4
解説
正解は1と4。
ダラツムマブは抗CD38モノクローナル抗体であり、Infusion reactionの発現頻度が高いため、投与前に副腎皮質ホルモンなどの前投薬を行う。
また気道過敏性のあるCOPDや気管支ぜん息合併例では、投与後の気道症状に備え気管支拡張薬・吸入ステロイド薬の投与を検討する。
抗ヒスタミン薬は主に投与前の前投薬として用いるものであり、骨髄抑制のモニタリングにABO式血液型検査は無関係、感染症対策として重要なのはA型ではなくB型肝炎ウイルスの再活性化である。