65歳男性。
花粉症のため近医を受診した。
医師が服用中の薬について確認したところ、以下の処方による治療を受けていることがわかった。
そこで、医師は地域連携の会議等でよく顔を合わせている薬剤師に電話して、抗アレルギー剤の選択について相談した。
(処方)
テルミサルタン錠40 mg 1回1錠(1日1錠)
1日1回 朝食後 14日分
沈降炭酸カルシウム錠500 mg(高リン血症用) 1回2錠(1日6錠)
1日3回 毎食直後 14日分
その薬剤の処方を避けることが望ましい理由として、適切なのはどれか。
1つ選べ。
正答5
解説
正解は5。
レボセチリジンはほとんどが未変化体のまま腎臓から排泄されるため、腎機能障害患者では排泄が遅延し血中濃度の高い状態が持続しやすく、傾眠などの中枢性副作用が増強するおそれがある。
重度の腎障害(クレアチニンクリアランス10 mL/min未満)のある患者には禁忌とされ、クレアチニンクリアランスに応じた減量規定も定められているため、腎機能低下が疑われるこの患者では処方を避けることが望ましい。
テルミサルタンの代謝やタンパク結合、沈降炭酸カルシウムへの吸着といった相互作用は、この患者で問題となる主因ではない。