23歳女性。
母親に連れられて病院を受診した。
母親の話では、幻覚や妄想と思われるような意味の分からないことを話すようになったとのこと。
今年、大学を卒業して企業で働き始めたが、最近は欠勤気味であった。
患者は統合失調症と診断され、ハロペリドールによる治療を開始した。
しかし、手の震えなどの錐体外路症状の訴えが患者からあったため、医師より代替薬について相談があった。
医師に提案したそれぞれの薬物のもつ作用の特徴として、適切なのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答1・3
解説
正解は1と3。
非定型抗精神病薬はセロトニン5-HT2A受容体遮断作用を併せ持つことでドパミン系への影響が相対的に緩和され錐体外路症状が軽減する(セロトニン・ドパミン拮抗作用)。
アリピプラゾールはさらにドパミンD2受容体部分刺激作用を有し、過剰なドパミン遮断を避けることで錐体外路症状を来しにくい。
ヒスタミンH1遮断は鎮静・体重増加、アセチルコリンM1遮断は口渇・便秘などの機序であり本設問の主眼ではない。