問320-321 土曜日の夕方遅くに30歳代の男性旅行者が薬局を訪れ、今朝より胸やけがあり、みぞおち辺りが少し痛いため薬が欲しいと相談した。
薬剤師が話を聞くと、以前にも似た症状があり、その時は受診し処方薬を服用して改善したということであった。
その内容が携帯していたお薬手帳に記録されていた。
明後日の月曜日には地元に戻るとのことであった。
(お薬手帳の記録)
ファモチジン錠20 mg 1回1錠(1日2錠)
1日2回 朝夕食後 7日分
近隣の医療機関は受付時間を過ぎており、この男性も一般用医薬品での対応で良いとのことであったため、相談を受けた薬剤師は、1錠当たりファモチジン10 mgを含有する第一類医薬品を販売することにした。
販売時の対応として適切でないのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答3・5
解説
正解は3と5。
市販のファモチジン含有第一類医薬品は、一定期間の使用で改善しない場合は漫然と継続せず医療機関を受診するよう指導すべきであり、症状が軽快した後も2週間以上服用を続けるよう勧める説明は誤りである(自己判断による長期連用はかえって重篤な疾患の発見を遅らせるおそれがある)。
また第一類医薬品は、過去に同一成分の医療用医薬品を使用した経験があっても販売のたびに販売記録の作成が義務付けられており、記録を作成しなかった対応も不適切である。
お薬手帳への記載、症状不変時の受診勧奨、成分の異同に関する説明はいずれも適切な対応である。