問336 汎発性血管内血液凝固症の治療のため下腿末梢静脈からガベキサートメシル酸塩(以下GMと略す)を点滴投与していた患者に、投与開始6日後になって注射部位から血管に沿って静脈炎が生じた。
同様事例の予防のため、考えられる対策として誤っているのはどれか。
1つ選べ。
正答2
解説
正解は2。
ガベキサートメシル酸塩(GM)は末梢静脈から投与すると静脈炎を起こしやすい薬剤であり、予防にはできるだけ太い血管を選ぶこと、投与濃度を規定範囲内に保つよう処方監査を徹底すること、事例の背景要因を医療スタッフ間で共有すること、販売名の異なる後発品採用時にも改めて静脈炎リスクを周知することが有効である。
一方、GMによる静脈炎は薬液が高濃度で血管内壁を刺激することが一因であり、投与時間を短縮してかえって単位時間あたりの濃度負荷を高めることは静脈炎の助長につながるため、「できるだけ短時間で投与を終える」という対策は誤りである。