病院のスタッフステーションで、感染性廃棄物用の容器の近くの床に注射針が落ちていた。
これを拾おうとした医療従事者が誤って指に針を刺してしまった。
この病棟には、HIV、B型肝炎ウイルス又はC型肝炎ウイルスに感染した患者が入院しているが、指に刺してしまった針が、いずれの患者に使用されたものかは不明であった。
事故後、直ちに、この医療従事者の血液検査を行った。
針を刺してしまった医療従事者への対処として、誤っているのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答1・5
解説
病院スタッフステーションで注射針を誤って指に刺した医療従事者(感染源不明、HIV・B型肝炎・C型肝炎いずれかの患者に使用)への対応を問う問題。
正解は1と5(誤っている対応)。
創部は流水・石けんで洗浄後、皮膚刺激性の強い次亜塩素酸ナトリウムではなく消毒用エタノール等を用いるべきである。
抗HIV抗体検査は曝露後6週・3ヶ月・6ヶ月など長期の経過観察が標準であり、事故後2週間で検査を終了するのは不十分。
HBs抗原・抗体陽性なら新規のB型肝炎処置は不要、抗体陰性なら直ちに抗HBsヒト免疫グロブリンを投与し、必要に応じ抗HIV薬の曝露後予防内服を直ちに開始する対応はいずれも適切である。