75歳女性。
肺炎にて入院後、喀痰検査にてMRSAが原因菌と判断された。
バンコマイシンにて治療を開始したが改善が認められず、アルベカシンに変更した。
変更後も治療効果が認められず、さらに腎機能も低下していたことから、他の薬物の選択をICT(感染制御チーム)で検討することになった。
MRSA及びその感染症に関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。
*感染症法:感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律
正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
MRSA感染症に関する問題。
正解は3と4。
MRSAに対しても消毒用エタノールや次亜塩素酸ナトリウムなどの通常の消毒薬は有効であり(抗菌薬耐性であって消毒薬耐性ではない)、MRSAは院内感染の代表的起因菌であり院内で検出される耐性菌の中でも大きな割合を占める。
MRSA感染症は感染症法上、就業制限や第二種感染症指定医療機関への入院が定められた類型には該当せず、外来(市中)由来の黄色ブドウ球菌におけるMRSAの占める割合は入院例に比べて低く80%以上には及ばない。