6歳男児。
体重20kg。
身長120cm。
扁桃炎と診断され、この男児の処方箋を、母親が薬局に持参した(処方1)。
(処方1)
セフジニル細粒10% 1回0.5g(1日1.5g)
1日3回 朝昼夕食後 5日分
セフジニル細粒10%の添付文書には、「通常、小児に対してセフジニルとして1日量9〜18 mg(力価)/kgを3回に分割して経口投与する」と記載されている。
お薬手帳を確認したところ、男児は鉄欠乏性貧血で溶性ピロリン酸第二鉄を服用していることが判明した(処方2)。
(処方2)
溶性ピロリン酸第二鉄シロップ5% 1回4mL(1日12mL)
1日3回 朝昼夕食後 14日分
本症例に対し、薬剤師が行う対応の中で適切なのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答1・5
解説
正解は1と5。
セフジニル細粒10%を1日1.5g服用すると、セフジニルとしての1日量は150mgである。
体重20kgの小児に対する通常量は1日180〜360mgであり、処方量が通常量を下回るため、薬剤師は医師へ疑義照会する必要がある。
また、セフジニルは消化管内で鉄と錯体を形成し、便が赤色調を呈することがあるため、あらかじめ説明する。
鉄剤との同時服用はセフジニルの吸収を低下させるので避け、症状が改善しても自己判断で服用を中止しないよう指導する。
レボフロキサシンは小児への使用が原則として適さない。