78歳女性。
高血圧症とパーキンソン病で処方1を服用していた。
パーキンソン病症状のコントロールが困難になったため、新たに処方2が追加された。
(処方1)
ニルバジピン錠2mg 1回1錠(1日2錠)
1日2回 朝夕食後 14日分
レボドパ250mg・カルビドパ配合錠 1回1錠(1日3錠)
1日3回 朝昼夕食後 14日分
(処方2)
セレギリン塩酸塩錠2.5mg 1回1錠(1日1錠)
1日1回 朝食後 14日分
以下に示すA〜Cはセレギリン、レボドパ又はカルビドパのいずれかである。
これらの医薬品に関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
パーキンソン病治療薬セレギリン(A)、レボドパ(B)、カルビドパ(C)の構造に関する問題。
正解は2と3。
Bのレボドパは血液脳関門を通過した後、脳内で芳香族L-アミノ酸脱炭酸酵素によりドパミンに変換されて薬効を発現するプロドラッグである。
Aのセレギリンは不可逆的MAO-B阻害薬でドパミンの分解を阻害するのに対し、Cのカルビドパは末梢の芳香族L-アミノ酸脱炭酸酵素を阻害してレボドパの末梢代謝を防ぐヒドラジン誘導体(ヒドラゾンではない)であり、標的分子も血液脳関門通過性もAとは異なる。