68歳女性。
脳梗塞で1ヶ月間入院した後退院し、以下の処方箋を持って薬局を訪れた。
(処方)
クロピドグレル錠75 mg 1回1錠(1日1錠)
エナラプリルマレイン酸塩錠5 mg 1回1錠(1日1錠)
ラベプラゾールNa錠10 mg 1回1錠(1日1錠)
フェノフィブラート錠80 mg 1回2錠(1日2錠)
1日1回 朝食後 28日分
問255
クロピドグレル錠の使用に関する注意事項として適切なのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答1・5
解説
正解は1と5。
クロピドグレルは重大な副作用として肝機能障害・黄疸が報告されており定期的な観察が必要である。
また抗血小板作用により出血リスクが高いため、患者がOTCの解熱鎮痛薬(NSAIDs)を自己判断で併用すると出血傾向が増強するおそれがあり注意を要する。
重篤な低血糖はSU薬などの副作用、投与開始後2ヶ月間に2週間に1回程度の血液検査という記載はクロピドグレルの添付文書にもあり(8. 重要な基本的注意で「実施を考慮すること」。チクロピジンでは【警告】として「必ず実施すること」と格が強い)、この検査が対象とする重大な副作用は血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)・無顆粒球症・重篤な肝障害であって特発性血小板減少性紫斑病(ITP)ではなく、グレープフルーツジュースはCYP3A4阻害によりクロピドグレルの活性化をむしろ妨げ効果を減弱させうる。