53歳男性。
尿酸値が高く、3週間前より処方1で治療を開始。
その2週間後、尿酸値が改善されなかったので処方2及び処方3が追加となった。
(処方1)
フェブキソスタット錠10 mg 1回1錠(1日1錠)
1日1回 夕食後 14日分
(処方2)
ベンズブロマロン錠25 mg 1回1錠(1日1錠)
1日1回 夕食後 14日分
(処方3)
クエン酸カリウム・クエン酸ナトリウム配合錠 1回2錠(1日6錠)
1日3回 朝昼夕食後 14日分
処方2及び処方3を追加して7日後、患者より「新年会が続き、ビールを飲む量が増えており、足の親指が腫れて激しい痛みが生じてきた。」との訴えがあった。
問247
処方された薬物及び前問で挙げた薬物の作用機序として、正しいのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答1・4
解説
正解は1と4。
急性発作治療に用いたインドメタシンはシクロオキシゲナーゼ阻害によりプロスタグランジンE2産生を抑制し抗炎症作用を示す。
ベンズブロマロンは腎近位尿細管の尿酸トランスポーターURAT1を阻害し尿酸再吸収を抑制して排泄を促す。
フェブキソスタットは非プリン型キサンチンオキシダーゼ阻害薬で、アロプリノールのように代謝物オキシプリノールを介さず直接酵素を阻害する点で3は誤り。
2は尿酸オキシダーゼ(ラスブリカーゼ)の機序であり、5の「微小管の脱重合を抑制して安定化する」はパクリタキセルなどタキサン系抗悪性腫瘍薬の機序で、痛風発作に用いるコルヒチンは逆に好中球のチューブリンに結合して微小管の重合を阻害する薬物であるから、いずれも本症例の使用薬の機序ではない。