正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3。
2,3,7,8-テトラクロロジベンゾ-p-ジオキシン(TCDD)は毒性等価係数(TEF)の基準物質であり、その値は1と定義されている(選択肢2正)。
鉛の消化管吸収率は成人が約10%程度であるのに対し、幼児では約40〜50%と高く、小児は鉛中毒に対して脆弱である(選択肢3正)。
マラチオンは有機リン系殺虫剤であり、食品衛生法に基づく残留農薬基準値(ポジティブリスト制度)が定められている(選択肢1誤)。
有機スズ化合物(トリブチルスズ等)の内分泌かく乱作用は主に船底防汚塗料に由来する環境汚染の問題であり、缶詰内側のスズメッキ(無機スズによる金属めっき)とは別の問題であるため選択肢4は誤り。
無機ヒ素はヒト体内でメチル化を受けモノメチルアルソン酸(MMA)やジメチルアルシン酸(DMA)に変換されるのであり、アルセノベタインは主に魚介類に天然に含まれる別の有機ヒ素化合物であって、無機ヒ素の体内メチル化産物ではないため選択肢5は誤り。