薬が働く仕組みに関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 皮膚に適用する医薬品(塗り薬、貼り薬等)は、適用部位に対する局所的な効果を目的とするものがほとんどであるため、アレルギー性の副作用は適用部位にのみ現れる。
b 内服薬の有効成分は主に小腸で吸収され、一般に、消化管からの吸収は、濃度の高い方から低い方へ受動的に拡散していく現象である。
c 坐剤の有効成分は、直腸の粘膜下に豊富に分布する動脈から容易に循環血液中に入るため、内服の場合よりも全身作用が速やかに現れる。
d アレルギー反応は微量の抗原でも生じるため、点眼薬や含嗽薬(うがい薬)等でもショック(アナフィラキシー)等のアレルギー性副作用を生じることがある。
正答1
解説
正解は1(a:誤 b:正 c:誤 d:正)。
aは誤り。
皮膚に適用する医薬品は適用部位への局所的な効果を目的とするものがほとんどだが、アレルギー性の副作用は適用部位以外にも現れることがある。
bは正しい。
内服薬の有効成分は主に小腸で吸収され、消化管からの吸収は一般に濃度の高い方から低い方へ受動的に拡散していく現象である。
cは誤り。
坐剤の有効成分は直腸の粘膜下に豊富に分布する「静脈」から容易に循環血液中に入るのであって、「動脈」とする点が誤りである(内服より全身作用が速やかに現れる点は正しい)。
dは正しい。
アレルギー反応は微量の抗原でも生じるため、点眼薬や含嗽薬等でもショック(アナフィラキシー)等のアレルギー性副作用を生じることがある。