白癬の治療に用いる抗真菌薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a オキシコナゾール硝酸塩は、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げたり、細胞膜の透過性を変化させることにより、その増殖を抑える。
b ピロールニトリンは、患部を酸性にすることで、皮膚糸状菌の発育を抑える。
c ブテナフィン塩酸塩は、皮膚糸状菌の細胞膜に作用して、その増殖・生存に必要な物質の輸送機能を妨げ、その増殖を抑える。
d 一般的に、じゅくじゅくと湿潤している患部には、軟膏が適すとされ、皮膚が厚く角質化している部分には液剤が適している。
正答1
解説
正解は1。
aは正しい。
オキシコナゾール硝酸塩はアゾール系抗真菌成分で細胞膜構成成分の産生抑制・透過性変化により増殖を抑える。
bは誤り。
ピロールニトリンは患部を酸性にするのではなく、菌の細胞呼吸を阻害する作用を持つ。
cは誤り。
ブテナフィン塩酸塩はアリルアミン系で、皮膚糸状菌の細胞膜エルゴステロール合成を阻害する(輸送機能阻害はシクロピロクスオラミン等の説明)。
dは正しい。
じゅくじゅくした患部には軟膏、角質化した部分には液剤が適している。
よってa正・b誤・c誤・d正で選択肢1が正解。