医薬品の吸収に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 内服薬の有効成分は主に小腸で吸収され、一般に、濃度の低い方から高い方へ能動的に取り込まれる。
b 抗狭心症薬のニトログリセリン(舌下錠、スプレー)や禁煙補助薬のニコチン(咀嚼剤)は、有効成分が小腸から吸収されて全身作用を現す。
c 鼻腔の粘膜に適用する医薬品は局所への作用を目的として用いられており、全身性の副作用を生じることはない。
d 咽頭の粘膜に適用する含嗽薬(うがい薬)は、咽頭粘膜に留まって吸収されることで全身的な副作用が起こりやすい。
正答5
解説
正解は5。
aは誤り。
内服薬の有効成分は主に小腸で吸収されるが、一般に濃度の高い方から低い方へ受動的に取り込まれる(能動輸送ではない)。
bは誤り。
ニトログリセリン(舌下錠)は口腔粘膜から、ニコチン(咀嚼剤)は口腔・消化管粘膜から吸収されて全身作用を示す(小腸からではない)。
cは誤り。
鼻腔粘膜適用薬でも全身性副作用が生じることがある。
dは誤り。
含嗽薬(うがい薬)は咽頭粘膜に留まらずほとんど吐き出されるため全身的副作用は起こりにくい。
よってすべて誤りの選択肢5が正解。