鎮咳去痰薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a マオウは、アドレナリン作動成分と同様の作用を示し、気管支を拡張させる。
b ゴミシは、マツブサ科のチョウセンゴミシの果実を基原とする生薬で、体内で分解された代謝物の一部が延髄の呼吸中枢、咳嗽中枢を鎮静させる作用を示すとされる。
c ブロムヘキシン塩酸塩は、粘液成分の含量比を調整し痰の切れを良くする作用を示す。
d ジプロフィリンは、自律神経系を介さずに気管支の平滑筋に直接作用して弛緩させ、気管支を拡張させる。
正答4
解説
正解は4。
正しいのはaとdの組み合わせ。
aは正しい(マオウはアドレナリン作動成分と同様の作用を示し、気管支を拡張させる)。
dは正しい(ジプロフィリンは自律神経系を介さずに気管支の平滑筋に直接作用して弛緩させ、気管支を拡張させる)。
bは誤り(ゴミシはマツブサ科のチョウセンゴミシの果実を基原とする生薬であるが、体内で分解された代謝物が延髄の呼吸中枢・咳嗽中枢を鎮静させるのはキョウニンの説明である)。
cは誤り(「粘液成分の含量比を調整し痰の切れを良くする」のはカルボシステインの作用であり、ブロムヘキシン塩酸塩は気道粘膜からの粘液の分泌を促進するほか、線毛運動を促進し、粘液の溶解・低分子化により痰の切れを良くする成分である)。
よってa、d=選択肢4。