呼吸器官に作用する薬の生薬成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a キョウニンは、体内で分解されて生じた代謝物による去痰作用と抗菌作用を期待して用いられる。
b オウヒは、バラ科のヤマザクラ又はカスミザクラの根を基原とする生薬で、鎮咳作用を期待して用いられる。
c セキサンは、ヒガンバナ科のヒガンバナ鱗茎を基原とする生薬で、去痰作用を期待して用いられる。
d ミルラは、カンラン科のミルラノキ等の植物の皮部の傷口から流出して凝固した樹脂を基原とする生薬で、咽頭粘膜をひきしめる(収斂)作用のほか、抗菌作用も期待して用いられる。
正答1
解説
正解は1。
aは誤り(キョウニンは体内で分解されて生じた代謝物の一部が延髄の呼吸中枢、咳嗽中枢を鎮静させる作用を示す生薬であり、「去痰作用」も「抗菌作用」も誤り)。
bは誤り(オウヒはバラ科のヤマザクラ又はカスミザクラの樹皮を基原とする生薬で、去痰作用を期待して用いられる。「根」「鎮咳作用」の2点が誤り)。
cは正しい(セキサンはヒガンバナ科のヒガンバナの鱗茎を基原とする生薬で、去痰作用を期待して用いられる)。
dは正しい(ミルラはカンラン科のミルラノキ等の植物の皮部の傷口から流出して凝固した樹脂を基原とし、咽頭粘膜をひきしめる収斂作用のほか抗菌作用も期待して用いられる)。
よってa誤・b誤・c正・d正=選択肢1。