正答3
解説
正解は3。
誤っているのは選択肢3。
サリドマイドの光学異性体のうち、R体には催眠鎮静作用が、S体には血管新生を妨げる(催奇形性の)作用があるとされる。
したがって「S体には血管新生を妨げる有害作用がない」という前提が誤りであり、S体を分離して製剤化しても催奇形性を避けることはできない。
なお、R体のみを分離して製剤化しても、体内でS体に転換するため催奇形性を避けることはできない。
選択肢1(出荷停止・回収措置の遅れが問題視されたこと)、選択肢2(サリドマイド胎芽症に対する損害賠償訴訟であること)、選択肢4(催眠鎮静成分として承認され胃腸薬にも配合されていたこと)はいずれも正しい記述である。