正答1
解説
正解は1です。
症例文の「左手の振戦」「すくみ足」「寡動」から、パーキンソン病が考えられます。
パーキンソン病は、中脳黒質のドーパミン神経細胞が減って起こる神経変性疾患です。
【選択肢別解説】
1:○ 仮面様顔貌は、表情筋の動きが乏しくなり、表情が少なくなる状態です。
無動・寡動による症状で、パーキンソン病でよくみられます。
2:× 測定障害は、目標の位置まで正確に手足を動かせない症状です。
小脳の障害(小脳性運動失調)でみられ、パーキンソン病の症候ではありません。
3:× 眼瞼下垂は、重症筋無力症や動眼神経麻痺、ホルネル症候群などでみられます。
パーキンソン病で特徴的にみられる症候ではありません。
4:× 痙縮は、錐体路(上位運動ニューロン)の障害でみられます。
パーキンソン病の筋緊張の異常は、痙縮ではなく固縮(歯車様・鉛管様)です。
【ポイント】
パーキンソン病の四大症状は「安静時振戦・固縮・無動(寡動)・姿勢反射障害」です。
振戦は片側から始まることが多く、本症例も左手から発症しています。