正答3
解説
正解は3です。
経脈病証の症状と、経脈が通る部位を手がかりに経脈を特定する問題です。
選択肢の手の経脈には、いずれも喉に関する症状があります(心経の喉の乾き、三焦経と大腸経の喉の腫れ痛み、小腸経の喉の痛み)。
そのため、決め手は「外側前腕皮神経の支配領域」という痛みの部位です。
外側前腕皮神経は筋皮神経の終枝で、前腕の橈側(母指側)の皮膚を支配します。
【選択肢別解説】
1:× 手の少陰心経は、前腕前面の尺側(小指側)を通ります。
この部位は内側前腕皮神経の支配領域で、外側前腕皮神経の領域ではありません。
2:× 手の少陽三焦経は、前腕後面の中央、橈骨と尺骨の間を通ります。
この部位は主に後前腕皮神経の支配領域です。
3:○ 手の陽明大腸経は、示指から合谷・陽渓を経て、前腕後面の橈側を肘の外側の曲池へと上ります。
この経路は外側前腕皮神経の支配領域と重なり、喉の腫れや痛み(喉痺)も大腸経の病証です。
4:× 手の太陽小腸経は、前腕後面の尺側を通ります。
この部位は内側前腕皮神経などの支配領域で、橈側ではありません。
【ポイント】
前腕の経脈は「前面=陰経、後面=陽経」、さらに「橈側=太陰・陽明、中央=厥陰・少陽、尺側=少陰・太陽」と並びます。
皮神経は「橈側=外側前腕皮神経、尺側=内側前腕皮神経、後面中央=後前腕皮神経」です。