正答1
解説
正解は1です。
天泉は上腕前面で、上腕二頭筋の長頭と短頭の間、腋窩横紋前端の下方2寸に取ります。
したがって天泉を罹患筋への治療穴とする疾患は、上腕二頭筋の障害で、代表は上腕二頭筋長頭腱炎です。
【選択肢別解説】
1:○ スピードテストは上腕二頭筋長頭腱炎で陽性になる検査です。
肘を伸ばし前腕を回外した位置で肩を前方に挙上させ、それに抵抗を加えたときに結節間溝付近が痛めば陽性です。
2:× ペインフルアークサインは上腕二頭筋ではなく、棘上筋腱の障害で陽性になります。
腕を横に挙げていくと60〜120度の範囲で痛みが出る所見で、腱板損傷や肩峰下インピンジメントでみられます。
3:× フローマン徴候は上腕二頭筋ではなく、尺骨神経麻痺でみられる所見です。
母指内転筋が働かず、紙をはさむと母指の指節間関節が曲がります。
4:× ティアドロップ徴候は上腕二頭筋ではなく、前骨間神経麻痺でみられる所見です。
母指と示指で丸をつくろうとすると指先が曲がらず、涙のしずくのような形になります。
【ポイント】
上腕二頭筋長頭腱炎の検査は、スピードテストとヤーガソンテストをセットで覚えます。
天泉は手の厥陰心包経の経穴で、上腕二頭筋の筋腹上にあります。