正答4
解説
正解は4です。
経脈の流注のうち、体内で横隔膜(膈)を貫く経路をもつかどうかを問う問題です。
内臓に属したり絡したりする経脈の多くは、胸部と腹部の臓腑を結ぶために膈を通過します。
【選択肢別解説】
1:× 手の太陰経は横隔膜を貫きます。
中焦に起こって大腸を絡い、胃口をめぐってから膈を上り、肺に属すると記されています。
2:× 手の陽明経も横隔膜を貫きます。
缺盆から体内に入って肺を絡い、膈を下って大腸に属します。
3:× 足の少陰経も横隔膜を貫きます。
直行する支脈が腎から上がって肝と膈を貫き、肺の中に入ります。
4:○ 足の太陽経は横隔膜を貫きません。
背部で脊柱を挟んで下行し、腰中に至ってから体内に入り、腎を絡って膀胱に属します。
体内に入る位置が腰部なので、膈を通る経路がありません。
【ポイント】
膈を貫く経脈を問われたら、属する臓と絡う腑が膈の上下に分かれているかを考えると判断しやすくなります。
足の太陽膀胱経は腎と膀胱がともに膈より下にあるため、膈を通りません。