次の文で示す症例について、問題133、問題134の問いに答えよ。
「24歳の男性。1か月前から右下肢痛を自覚。近医を受診してMRI検査にて椎間板ヘルニアと診断された。SLRテスト陽性。アキレス腱反射減弱。」
痛みを評価する方法として最も適切なのはどれか。
正答3
解説
正解は3です。
腰椎椎間板ヘルニアの症例で、痛みそのものを評価する方法を選ぶ問題です。
痛みの強さは主観的なものなので、患者自身に数値などで表してもらう評価法を用います。
【選択肢別解説】
1:× CMI健康調査表(Cornell Medical Index)は、心身の自覚症状を幅広く尋ねる質問紙です。
神経症傾向などのスクリーニングに用いるもので、痛みの強さの評価法ではありません。
2:× ローランドモリス ディスアビリティ クエスチョナリー(RDQ)は、腰痛による日常生活の障害度を評価する質問票です。
24項目で生活への支障をみるもので、痛みの強さそのものを測る方法ではありません。
3:○ ニューメリカル レイティング スケール(NRS)は、痛みを0から10の11段階の数字で答えてもらう方法です。
0は痛みなし、10は想像できる最大の痛みとし、痛みの強さを簡便に評価できます。
4:× ロールシャッハテストは、インクのしみの図版を見せて解釈させる性格検査です。
投影法による心理検査で、痛みの評価には用いません。
【ポイント】
痛みの強さの評価には、NRSのほかVAS(視覚的アナログスケール)やフェイススケールがあります。
RDQは腰痛による生活障害、JOAスコアは腰痛疾患の治療成績の評価と区別しましょう。