正答2
解説
正解は2です。
経脈病証は、経脈の流注(通り道)に沿って現れる症状と、属する臓腑の症状からなります。
「前胸部・心下部・腋下部の圧迫感」と「下肢内側の腫れや痛み」が、どの経脈の流注と一致するかが問われています。
【選択肢別解説】
1:× 足の陽明胃経は顔面から胸腹部の前面、下肢の前外側を通ります。
病証は、顔面の痛み、高熱、口渇、下肢前面の痛みなどで、下肢内側や腋下の症状とは合いません。
2:○ 足の太陰脾経は、足の母指の内側から下肢の内側を上り、腹部・胸部の外側を通って腋下(大包)に至り、心中に注ぎます。
そのため下肢内側の腫れや痛み、前胸部・心下部・腋下部の圧迫感が現れ、本問の症状と一致します。
3:× 足の少陽胆経は側頭部、体幹の側面、下肢の外側を通ります。
病証は、口が苦い、胸脇部の痛み、下肢外側の痛みなどで、下肢内側の症状とは合いません。
4:× 足の厥陰肝経は下肢の内側を上りますが、陰器を巡って脇肋部に分布します。
病証は、腰痛、胸満、下腹部の腫れ、疝気などで、腋下部や心下部の症状とは合いません。
【ポイント】
脾経は下肢内側の前縁を上り、胸部外側を経て腋下の大包で終わります。
下肢の内側は脾・肝・腎、前面は胃、外側は胆、後面は膀胱の経脈と流注を整理しましょう。