正答3
解説
正解は3です。
物質が細胞膜を通過する仕組みには、エネルギーを使わない受動輸送と、エネルギーを使う能動輸送、膜で包み込む膜動輸送があります。
それぞれの特徴を正しく区別できるかが問われています。
【選択肢別解説】
1:× 単純拡散では、物質は濃度の高い側から低い側へ、濃度勾配に従って移動します。
濃度勾配に逆らうのは能動輸送です。
2:× 促通拡散(促進拡散)は、担体蛋白質やチャネルを介して濃度勾配に従って物質を運ぶ受動輸送です。
ATPのエネルギーは使いません。
3:○ 食作用(ファゴサイトーシス)は、細胞膜が突起を伸ばして細菌などの大きな粒子を包み込み、細胞内に取り込む仕組みです。
エンドサイトーシスの一種として正しい記述です。
4:× 能動輸送の本質は、ATPなどのエネルギーを使って濃度勾配に逆らって物質を運ぶ点にあります。
担体を介すること自体は促通拡散と共通であり、またNa⁺-K⁺ポンプのように細胞外へくみ出す輸送も含まれるため、説明として不適切とされます。
【ポイント】
受動輸送(単純拡散・促通拡散)は濃度勾配に従いエネルギー不要、能動輸送は勾配に逆らいエネルギーが必要です。
食作用や飲作用は膜動輸送として別に整理しましょう。