事例を読んで、生活困窮者自立相談支援事業のB相談支援員(社会福祉士)の支援方針として、最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事 例〕
Cさん(60歳)は、一人暮らしで猫を多頭飼育している。
以前は近所付き合いがあったが今はなく、家はいわゆるごみ屋敷の状態である。
B相談支援員は、近隣住民から苦情が出ていると民生委員から相談を受けた。
そこでBがCさん宅を複数回訪問すると、Cさんは猫を可愛がっており、餌代がかかるため、自身の食事代を切り詰めて生活していることが分かった。
Cさんは、今の生活で困っていることは特になく、近隣の苦情にどのように対応すればよいか分からない、と言っている。
正答3
解説
正解は肢3。
ごみ屋敷状態の背景には地域からの孤立があり、苦情を訴える近隣住民も含めて、Cさんと地域との関係を再構築する関わり方を検討することが支援の方針として適切である。
強制的なごみの回収(肢1)や本人の意向を確認せず猫を引き取らせること(肢2)は自己決定の尊重を欠く。
困りごとを自覚していないCさんへの関わりを控えること(肢4)や、問題を地域から切り離すだけの転居あっせん(肢5)は根本的な孤立の解消にはつながらない。