2024年度 精神保健福祉士国家試験 問33
次の事例を読んで、 〔事 例〕 精神科クリニックで働くB精神保健福祉士(以下「Bワーカー」という。)は、中学の養護教諭からの紹介で、嫌なことがあるとリストカットするというCさん(15歳、女性)のインテーク面接を行った。 当日母親が付き添っていたが、はじめにCさんから話を聞いた。 Bワーカーがバイオサイコソーシャルモデルにのっとって話を聞く中で、Cさんはクラスの誰とも付き合いがなく、休み時間も机に伏していることや、摂食障害の傾向もあることが分かってきた。 親については、「父親はいつも酔っている。母親は怒ってばかりなので何も話していない。今日も理由が何か分からずに来ている」と言う。 BワーカーはCさんが話してくれたことをねぎらい、医師の診察につなげた。 (問題33) 診察後、医師とBワーカーは、Cさんにことわって、母親に状況を話した。 母親は驚き、「夫のことで頭が一杯で気が付かなかった。夫は毎晩深酒しては、Cの成績や反抗的態度について私を責めるんです。だからついCには厳しくしてしまって。Cが身体を傷つけたり、無理に食べて吐いたりするのをすぐにやめさせます」と言う。 Bワーカーは、「急いでCさんの行動をやめさせようとせず、まずCさんの思いを聞きましょう」と伝えた。 Cさんの通院が始まり、Bワーカーは、母親に対してCさんへの対応を話し合うだけでよいのか気になったため、職能団体が実施するスーパービジョンを受けた。 スーパーバイザーからは家族をシステムとして理解すること、母親もクライエントであるという視点をもつこと等の助言を得た。 Bワーカーは母親のニーズと共に、親子3人の関係性からCさんの問題を考え始めた。 (問題34) BワーカーはCさんの話を聞くように努め始めた母親を称賛しつつ、母親のニーズを明確にしていった。 そして母親に更なる気づきを促すために、「他の家族からも学びましょう」と保健所主催のアルコール問題を理解するための家族教室への参加を勧めた。 (問題35) 次のうち、バイオサイコソーシャルモデルの視点でBワーカーが着目したこととして、適切なものを1つ選びなさい。